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生理痛の性質による違い

生理痛の性質による違い

生理痛があると、痛みを止めるために
鎮痛剤を皆さん飲まれます。

西洋医学では、どんな痛みでも鎮痛剤
と決まっていますが
中医学では、生理痛の原因により
対応が異なります。


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刺痛(しつう)
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針で刺すような痛みでズキズキ痛みます。
痛みの場所は固定しています。
夜間に悪化しやすい特徴もあります。

⇒瘀血によって起こります


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脹痛(ちょうつう)
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胃や腹部が張るような痛みで
場所ははっきりせず、現れたり消えたりします。
ガス・ゲップが出ると楽になることがあります。

⇒気滞によって起こります


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隠痛(いんつう)
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強い痛みではなく、シクシクと痛みます。
喜按(揉むと楽)で痛みは持続しやすい。

⇒虚症(気血不足)により起こります


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抽痛(ちゅうつう)
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抽は収縮の意味を持ち、きゅーっとひきつれるような痛み。
温めると楽になる。

⇒寒に存在により起こります



※鎮痛剤ばかり飲んでいても痛みの原因は改善していません。

痛みの原因から対応して、漢方で
痛みの出にくい身体作りを行って下さい。

鎮痛剤を手放せる方も多いです。