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晩御飯の後は何も食べない

晩御飯の後は何も食べない

後鼻漏でかれこれ10年以上お悩みの方の
ご相談を受けました。

過去には病院に受診していたが
変わらないので、あきらめている様子。

風邪を引くと後鼻漏はひどくなり
酷い状態が2か月位は続くとのこと。

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そもそも後鼻漏は、鼻水がのどに落ちる状態のことを
言うのであって、病名とは違いますが、
慢性的に長期でお悩みの方は多いですね。

後鼻漏でお困りの方は、だいたい朝起床後に
洗面台に行き、のどに溜まった痰を吐き出す
行動を不快なので毎日行っています。

そののどの溜まった痰は、寝ている間に
鼻から鼻汁ができてきて粘膜の腫れ・炎症があるので
サラサラがドロドロしてしまい、それがのどに停滞しているので
痰を吐き出す必要が出てきます。

多くの場合は、家族からいびきをかいている
と言われる方も多く、
粘膜の腫れがある所にドロドロした鼻汁が溜まるので
「いびき」になりやすいですね。

つまり、睡眠中に鼻汁が湧きにくくする様に
養生をしないといつまでも問題は
根本的には解決しません。

ポイントは、晩御飯の時間と量と中味、そしてそれ以降に
何か口にしているものはないか、個々でしっかりと
確認する必要があります。

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この方の場合、しっかり問診して話を伺うと
晩御飯は19時前に食べているけど
翌日7時頃の朝食時には、全くお腹が空いていないとのこと。

12時間以上間が開いているのに空腹を感じない状態は
胃腸の弱りがあり、消化に体力を使い過ぎでいます。

就寝時間は0時頃みたいですので、それまでに
何か食べていないか質問すると
お菓子やアイスクリームなど寝るまでに
口にしていました。

即刻、晩御飯以降の間食は中止してもらう様に
指示しました。

また、晩御飯の中味ですが、野菜の量が少ないので
葉物野菜の量を増やして良く噛んで食べるように
してもらいました。

こうすると胃腸の負担は楽になり、鼻汁は減ります。



後鼻漏の相談は、これまでに多くの症例を経験してきましたが
朝食前でもお腹が空いていない・間食が多く野菜の量が少ない
水分(お茶・コーヒーなど)摂取量が多い・血流が良くない
という傾向が多いです。

症状を改善する漢方薬を使用しますが
鼻汁が出来やすいことをしていたら
効き目も悪いです。

後鼻漏でお悩みの方は、
食事の前には空腹を感じられる様に
ゆっくり良く噛む・間食をしない・冷たいもので胃腸を冷やさない
和食中心に野菜の量を増やす等々食養生して下さい。

後鼻漏は生活習慣の影響も大きいです!