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後鼻漏改善の視点

後鼻漏改善の視点

後鼻漏は、長く続いていて
病院で良くならずに
お困りの方は多いです。

鼻でドロドロになった
鼻汁がのどに落ちて不快な状態に
困っています。

ではどうしたら良いのか?

鼻でドロドロの鼻汁が作られてしまっていることが
問題ですので、鼻汁が少なくなること
(=ドロドロの鼻汁を出来にくくすること)を
考えていく必要があります。


胃腸の力(処理力)<余分な水分量 
となっているので起こりますが、
それには2つの視点が必要になります。

①胃腸の力がそもそも弱くて水分が鼻に行きやすい場合
②水分摂取(炭水化物も含む)量が多くて水分が鼻に行きやすい場合
を考えます。

(①と②が合わさっている場合もあります。)



①の場合は、胃腸が弱っているので、
胃腸の強化を目的にしていきますが
強化されるにつれて鼻の粘膜が強化されて
症状が出にくくなっていきます。

②の場合は、口にしている飲食を注意して、
それまでの飲食のパターンを変えてもらいます。


①と②は基本的に慢性化して症状が長引いている原因で
特に①について改善までの時間が必要なことが多くなります。

その他に、症状の改善には、現在鼻に溜まってしまってる
ドロドロして取りにくくなっている鼻汁を出すようにする
漢方薬は必要になります。

慢性化した状態では、
鼻汁はこびりついているため取りにくく
粘膜の腫れ・炎症があるので、
粘膜上の移動も遅いです。


以上より、後鼻漏でお困りの場合
漢方薬養生を組み合わせて
その方の原因を改善して、鼻の余分な鼻汁を抜きながら
余分な水分が溜まらない様に考えます。

後鼻漏だから決まった漢方薬があるのではなく
人により必要な漢方と養生は異なりますので
専門家にしっかりと相談して適切な改善方法を
提示してもらって下さい。