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漢方の役割と養生の必要性

漢方の役割と養生の必要性

普段漢方の相談を受けていて
改善が早く症状が繰り返さない人の
一番大きな特徴としては
「素直さ」の様に思います。

素直にお伝えしたことを
実行してくれるかどうかで
大きく結果が変わります。

これまでの生活習慣をクセ治しとして
必要な養生として、症状を良くするために
素直に改善してくれるかどうか。

身体を良くよくするためには、
例えば睡眠は重要ですね。

極端な方が分かりやすいので極端にしますが、
潤い不足のアトピーの人が
毎日10時に就寝する場合と
毎日全く寝ないで起きている場合どうなるか?

同じ人に同じ漢方薬を使っても、上記の様に
睡眠が違えば、皮膚の状態は全く違った結果になります。

究極、しっかりした睡眠の皮膚への効果は
他のことでは代わりにはならないという事です。

だから、午前1時就寝より12時就寝の方が良いし
11時就寝の方が絶対に良いです。

毎日の違いは少ないですよ。

しかし、結果は違ってきます。


他には、葉物野菜を多くして和食中心の食事の効果は、
菓子パンとヨーグルトとコーヒーの場合では
決して得られないという事です。



自然の摂理というか、身体は自然の一部なので
その原理原則に従うと、もともと備わっている
自然治癒力・自己回復力が活性化して
身体を良くしてくれます。

その活性化のためには、養生が必須なのです。

現在、スイカや桃など身体を冷やしてくれる果物も
真冬に種をまいて同じように育てても
決して育ってはいかないのです。

生活養生は、このことと根底は同じで
種をまけばいいのではなく、
必要なタイミングで
種をまくことが大切です。

単にお腹を膨らませたらいいのではありませんし
横になって寝たらいつでもいいのではありません。

皮膚を改善したいなら、22時就寝に近づけた方が
良いのです。

ここを素直に実行するので、
素直な方は症状が早く良くなりますし
皮膚は強くなるので
繰り返さない様になっていきます。

クセ治しは面倒ですが、何を優先していくのか
自分の時間の使い方もしっかり管理できる方が
結果が良いですね。

漢方薬はとても有効な手段ですが
悪化要因を変えないならある所で
効き目は出なくなりますし
余計に漢方の費用も掛かってしまいます。

夜勤のある方が毎日22時就寝はできないように
皆さんライフスタイルは違うので、
養生はこれまでよりも今できる事をやっていく
という意味ですので履き違いが無きように!