アトピーで赤味や黄色い汁が出るような
急性の段階が終わると
次は皮膚に炎症が出ない様に
皮膚の強化を行っていきます。

通常は、悪い皮膚の部分を良くすることに
意識が向くと思いますが、皮膚を強くしていく時には
別の視点の方が良いと思っています。

アトピーが繰り返しやすいのは
皮膚のバリア力が良くないということも
理由の一つにあります。

バリア力が良い状態というのは、ドライスキンではなく
しっとり潤ってい皮膚の状態と言っていいですが
ドライスキンでない皮膚を増やすという意識を持つと
良いと思います。

すぐに皮膚は変わっていかないので
かゆみや皮膚の症状は波が出てしまうので
先を見て気長に取り組む必要があります。

そんな時の視点として、かゆみが出ていない部分でも
ドライスキンの状態を改善させる様にして
全身の皮膚でドライスキンが減り、潤いのある皮膚が
増えると、それは結果的にアトピーの再発も少ないです。

慢性化した皮膚病の改善には
漢方薬と養生とスキンケアの３本柱が
大切ですが、ドライスキン改善には
スキンケアがとても重要になります。

全くかゆみが無くても、ドライスキンなら
その部分もしっかりスキンケアして
潤わせてくださいね。

身体全体でドライスキンの面積が減少して
その状態を保つことができるのなら
繰り返しやすい部分の皮膚も
強化されているはずです。

こういう差も後々大きさ差になるので
自分の皮膚にはしっかり気を配って
ケアして下さい。