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本治と漂治について

本治と漂治について

中医学は出ている症状を抑えることを
「標治(ひょうち)」と言います。

具体的には、今出ているかゆみや赤味や
黄色い汁を引かせる事になります。

また、病気の原因を解決したり
体質を改善するものを
「本治(ほんち)」と言います。

これは、根気よく継続する必要があり
皮膚のバリア力を強化して
症状が出ない状態まで丈夫にして
潤いを付けていくことになります。

基本的に本治が原則です。

本治をしないと症状を
繰り返しやすい皮膚の
状態のままだからです。

しかし今の症状がつらい場合は
本治だけだと症状の改善に
時間がかかってしまうので
標治も併用します。

皮膚病では、急性期・亜急性期・慢性期と
皮膚の状態を大まかに3段階を分けて考えて
治療していきましょう。

そして最後は根気よく
必ず本治をしっかり行って
慢性段階の改善を行って下さい。