2019.8/15

５０代男性

昨年の年末より漢方服用中

来店する２年前位から左の鼻詰まりがあり
次第に後鼻漏を感じる様になったとのこと。

鼻詰まりから臭いがよく分からない状態で
鼻汁が緑色でネバネバするとのこと。

ひどいカゼを引いてから
ずっと症状が続いている様子で
朝はのどにへばり付いた痰を
吐き出さないといられない状態。


漢方を始めて１か月位で
症状の改善を実感され
100⇒50位まで一気に良くなり
それから漢方を続けてもらっていました。

体の不調も色々と改善して
便秘・手足の冷え・疲労解消など
良くなっていきました。

それでも鼻の状態は
目立った改善がしばらくなく
一進一退でどうしようかと
色々と思案してました。

先月のまだ梅雨明け前に
漢方薬を再度見直して
暑くなったので清熱を増して
様子を見てもらう事にしました。


そして１か月後の来店時


だんだんと鼻からの痰が減ってきて
鼻汁の色も緑色から白く変わり
かなり良くなった
と報告いただきました。

この間の変化は鼻だけでなく
体重も何もしてないけど２キロ減で
睡眠も良くなった気がするとのこと。

これを考察すると
これまで清熱が弱かった点を反省しつつ
梅雨明けして湿気が無くなった点も
相乗効果で良かった様にも感じます。


今回の改善で副鼻腔の奥に溜まっていた
鼻汁がかなり排泄されたと思います。

こうなるまで時間はかかりますが
飲食に注意して、またカゼに注意していくと
経験上振り返すことはほぼ無くなります。

後鼻漏の症状で、鼻が原因の場合
小さい副鼻腔の篩骨洞や蝶形骨洞に
溜まっていた痰は
なかなか排出されにくいのです。

長引いている方ほど
すぐに出ないので
時間が必要になります。

しっかりその方の状態を
判断する必要はありますが
（鼻・喉両方を考慮する）
後鼻漏には治り方があります。

今の状態からどういう段階を経て
後鼻漏が改善していくのか
しっかり説明を受けて納得した後で
漢方と養生を続けて下さい。