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後鼻漏とめまい

後鼻漏とめまい

後鼻漏は鼻水がのどに流れる状態ですが
副鼻腔炎(篩骨洞・蝶形骨洞)がある場合
『余分な水が頭部に存在している』
と言えます。

さて先日の漢方相談の方ですが・・・

ある日めまいが起こって病院に行き
検査して異常はないそうですが
薬を飲んでも時々めまいが出る
と相談がありました。

いつめまいが出るかと思うと
不安になるとのこと。

話をしっかり伺うと
めまいは朝に布団から起きる時に出やすく
慢性鼻炎があり、後鼻漏も感じていました。

朝起床時に白色の痰が出て
のどや鼻の奥にへばりついた感じも
日中あるようです。

その他のお話から『脾虚痰飲(※)』と判断して
食事の注意と漢方薬を服用してもらう
ことになりました。

※脾虚痰飲(ひきょたんいん)とは
「胃腸の弱りから余分な水ができてしまった」
状態を指しています。


だいたい2週間毎の来店をしてもらいましたが
めまいは漢方服用直後からすぐに気にならない状態になり
後鼻漏も段々と改善していきました。

2か月後には
朝の痰について粘性が減り量が減少
日中のこびりついた感じも
ほぼなくなったようです。

めまいが主訴の相談でしたが、理由を説明して
慢性鼻炎から後鼻漏が起こってしまう
状態を変えないと再発しやすいことを伝えて
身体を整えてもらいました。


今回は後鼻漏の原因とめまいの原因が同じ
頭部の余分な水分でしたが
慢性鼻炎から後鼻漏が起こっている時は
めまいの他に頭痛・頭重・身体が重だるい・日中の眠気など
余分な水が理由の場合
症状が起こりやすくなります。


症状に対してしっかり身体のバランスを考えて
症状が起こってしまう身体を整えましょう。

食事の注意はとても大切となりますので
避けた方が良い物は今までよりも減らすように
意識してください。


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