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後鼻漏・副鼻腔炎・鼻炎の養生

後鼻漏・副鼻腔炎・鼻炎の養生

鼻の相談に来る方は、
僕に相談する前には
耳鼻咽喉科へ受診して
(複数の場合も多い)
なかなか治らないからと
来られます。

病院とは違い、
検査や患部を診るなど
できませんので
これまでの経過を
詳細に教えてもらい
現在お困りの症状の
原因を中医学の理論で
考えていきます。


鼻の症状は、
「粘膜の腫れ」
が起こっているので
この腫れをいかに治すか
がポイントです。

しかし
他の病気でも同様ですが、
「後鼻漏だからこの漢方」
と飲む薬が
決まっているいうことは
ありません。


長く患っている方は
無意識で自分で悪くしている
治りにくくしている
習慣があります。

粘膜の腫れが改善しない
理由を考えると、
毎日の飲食
大きなポイントです。

一日の生活で
どんな食事をしているのか?
いつどれ位水分を摂っているのか?
しっかりとお聞きするのは
この理由からです。


最後は漢方薬を
買っていただきますが
その前に養生として、
「●●●を止めて下さい」等
お話して
少しでも粘膜の腫れを
起こさない様に
お伝えしています。

「そんなこと一度も
聞いた事ない!」
とお客様からはよく言われます。


これまで耳鼻咽喉科で
改善しなかった
症状が良くなるのは、
原因から
変えてもらうからです。

粘膜の腫れは、
むくみ鬱血
と考えて
むくみと鬱血が
起こっている理由
を考えいきます。

使用する漢方薬は
個々の体質や生活習慣で
変わりますが
養生法はほぼ同じ
になります。


まず大切なことは、
砂糖など甘いもの
を徹底的に控えることです。

また
揚げ物など油も良くない
です。

あと
胃腸の冷えが
粘膜の腫れを
悪化させますので
冷たいモノも中止です。

水分については、
基本的には
余分な水分があると考えて
摂取する量は
減らしてもらいます。

摂取する水分は
温かい方が良いです。


この辺りのポイントを、
お客様に合わせて
優先順位の高い
必要な養生を
お話ししています。

パン食・めん類を止めて
ご飯とみそ汁の和食
無難と思います。

また
空腹を感じていないなら
一回食事を抜いた方が
良いです。

断食と言って
デトックス目的の
食べない健康法が
ありますが
余分な水をを抜くため
空腹で食べる様
しましょう


養生は、クセ直しで
これまでの習慣を
変えていく事ですので
ストレスの少ない
提案ができる様に
変えたくなる様に
をかなり意識しています。

完璧を目指す必要はなく、
相談に来る前よりは、
注意点を守ってもらえると
漢方薬が良く効いて
早く改善します。


因みに、僕が感じる
早く良くなっていく
人の特徴は
以下の通りです。

◎若い人
(=元々の治癒力が高い)
◎病歴が短い人
(=粘膜の弱りが軽い)
◎養生を厳守できる人
(=早く腫れが引く)
という傾向がある
と感じています。


鼻の症状は一度
こじれてしまう
と長引きます。

西洋医学だけでなく、
漢方を専門にしており
鼻治療に経験豊富な
専門家に相談するのも
一つの方法です。

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