最近は、寒いと感じる日と暑いと感じる日が
混ざっていて、気候の変化が激しいです。

また、一日の内でも気温差が１５℃位出ています。


そんな気候になり、これまで漢方で上手にアトピーを
コントロールして調子の良かった方が、
いきなり滲出液が出てしまって痒みが悪化した
という訴えがありました（先週の事）。

他に盗汗（寝汗）も出るようにもなった様子。


成人アトピーが難しいのは、食事や心の状態そして
今回の様に気候の変化等の要因が絡み合って
その結果として、皮膚の症状に出ている事です。

みんなが同じではないので、しっかりと
原因を中医学的に考えないと
皮膚の状態も良い方向に行きません。


詳細に色々とお話を伺って、気候の変化と
仕事のストレスにより
身体に余分な熱を持ったと判断して漢方を
選びました。

他には、入浴後に火照りも出てきた様なので
スキンケアについて、瑞花露クリームメインを
瑞花露ローションメインに変更して様子を
みてもらう事にしました。



その後の様子についてですが
今週すでに滲出液は止まり、かゆみも減少
寝汗も出なくなったそうです。

漂治（今ある症状を取る）として
うまく対応できましたが
本治（根本原因の改善）も考えながら
今後の状態をしっかり見守りたいと思います。


昨年は、５月には３０℃を超えた記憶がありますが、
今後の気温の上昇から皮膚に「熱」の影響も出やすいと
思われます。

自分の潤いで熱が冷ませる身体になるまで
「漢方と養生とスキンケア」で
症状の出ない身体作りを根気よく継続して
もらいたいです（本治）。