先週の事、普段漢方相談を受けている方の
お母さんが最近動悸が出るようになり
不整脈が心配で漢方薬を飲ませたいとご相談。

過去にカテーテルの手術を行ったことがあり
病院からはリクシアナ（抗凝固薬）とピルシカイニド（不整脈）
を投与中。

細かく様子を伺うと、最近は、とても忙しくて
色々と気を使っており、
睡眠時間も短くなっているとのこと。

気候の変動にも身体が堪えてしまっている様子。


取り急ぎ、疲れと睡眠不足と気候の変動による体力低下が原因であり
「心気虚（心の弱り）」と「気滞血瘀（ストレスから血の滞り）」
から症状が出ていると判断して
漢方薬をおすすめしました。

症状の改善が見られなければ、
病院に受診してもらう必要もあるので
メールにて5日後に、様子を確認すると
「随分と元気になった」と報告がありました。

また、睡眠の質も悪かったようですが
漢方を飲みだして以前より深く眠れている
とのこと。


これからしばらくは気候の変動も激しく
自律神経の疲れから
「気力ある体力の低下」は起きやすい
時季です。


体力の低下・身体の弱りが原因で
症状が出ている場合には漢方という手段は有効で
単に症状を抑えるだけの治療薬を飲んでも
効き目が出にくく却って副作用で苦しむ場合もありますね。



体力低下が毎日継続的に起こり、その結果
症状が出ている時には、養生もしっかりと行って
体力の回復に努めましょう！

特に病院で検査をしても異常が見られない場合は
「悪い」のではなく「弱り」ですので
気力ある体力・自己回復力・元気を回復させる
漢方薬を活用してみて下さい。

こういった不調の方は実に多いですし
特に最近の気候の激しい変動で
多くの方が弱っていると思われます。