子宝相談
妊娠しやすい身体作りを応援します
妊娠の条件
- 良い卵子ができること
- 子宮内膜の血流が良好で適度な厚みがあること
- 精子の運動率が良いこと
自然な月経リズムをサポートする周期調節法
漢方周期調節法は、人の身体が本来持っている力をあくまでも尊重します。
母体の体質改善を重視して、良質の卵胞、良質の子宮内膜、良質の受精卵を作るための身体へ整えていきます。
体調や月経周期(月経期、低温期、排卵期、高温期)に合わせて異なる漢方薬を使い分け、体調を整え受精しやすく、妊娠しやすい身 体を作る方法です。
月経周期の特徴に合わせた漢方薬を適切に使い分けると、基礎体温の改善がされやすく、だんだんときれいになっていきます。
基礎体温がきれいになると卵子の質が良くなり子宮内膜も厚く着床しやすい状態になり、妊娠しやすい体質に近づきます。
月経期
赤ちゃんの宿る子宮をきれいにお掃除
子宮内膜の血液をきれいに排出させます。
月経期の排泄がうまくいくと低温期の増殖と卵子の成長がスムーズになります。
血行を促進する活血薬と月経血を排出する子宮の筋肉や血管の運動リズムを改善する理気薬を使用します。
低温期
卵巣では質の良い卵を育て、子宮ではフカフカで弾力のあるベッド作り
子宮内膜を増殖し、成熟卵胞を育てます。
基礎体温はあまり凹凸がなく、0.1 ~ 0.2度の範囲で安定していることが望ましいです。子宮内膜を増殖し、卵胞の成熟を助ける補血薬や滋陰薬を使用します。
排卵期
排卵を円滑にし、子宮を温め着床の準備をする
排卵をスムーズにさせます。
排卵前後の3 日~ 5 日間。
基礎体温が低温期から高温期に1 ~ 2 日でスムーズに0.3 ~ 0.5 度上がることが理想的です。排卵をスムーズにできるように活血薬と理気薬を使用します。
高温期
柔らかで温かい子宮で赤ちゃんを育てます
受精卵を子宮に着床させ、妊娠を維持できるようにします。
低温期の平均体温から0.3 ~ 0.5 度上昇して、12 ~14日間安定することが望ましいです。
補陽薬を中心にして、受精卵を子宮に着床させ流産を予防します。
※周期調節法は、病院治療と併用可能です。
生理不順な方は、ある程度生理周期を改善した後に周期調節法に移行します。